あちらさん

冷蔵庫を掃除してたら、Rioja Vegaを発見。2003年のCrianza。誕生日にもらったヤツだ。夏場だったらわかるが、4月の時点で赤を冷蔵庫にいれることはないんだけど・・・なんでだろ?

とりあえず、久しぶりのVinoなので、気分がよろし。

さてさて・・・何書こう。まずは宣伝からだな。

東京の人からメールをもらって当然嬉しいが、違う地域の人からもらうと興奮度が高い。それが媒介となってその地域に対する妄想をふくらますからだ。でもって、旅したくなるからだ。

今回メールをもらったのは大阪の子。バレンシアに交換留学でいくらしい。今になっておもうが、「バレンシア」関係のサイトを開いたのは意外と辺りだったのかもしれない。マドリッドバルセロナだったら沢山情報は手にはいるが、バレンシアは意外と難しいらしく、皆一様に「バレンシアの情報がなくて、探していたら・・・」とかいている。おいらがバレンシアを選んだこと自体、消去法であったのだが、先見の明と人には言っておこうと思う。

近々、Latin Beat Film Festival '07が開催されるという情報を教えてもらった。東京は14日〜20日。大阪は22日〜24日で、東京会場のみ何名かの監督の舞台挨拶があるとのこと。

そっか〜もうそんな季節なのか〜とあの頃を思い出してちょっとしみじみしてしまった。(9月22日の日記参照。何も書いてないけど)

で、その子もボランティアで会場で働くから、バンバン宣伝してくれと。この日記で。スペインネタをほとんど書かなくなってしまった現在、大阪の人はほとんどみていないと思われるのだが・・・。まぁ、いいか。

サイトリニューアルが完成したら、日本で開催されるスペイン系のイベントを宣伝するのも楽しいかもしれない・・・ただ、マメに調べなくちゃいけなくなるから、無理っぽいけど。

まだ、上映映画リストをみてないから何ともいえないが、1、2本は見にいこうかのう。夜もやってるはずだし。スペイン映画もいいけど、南米映画が熱いからな〜最近は。

Latin Beat Film Festival '07 公式サイト

ということで、宣伝終了。

台風9号がやってきた。台風を感じるのはかなり久しぶりな気がする。去年は台風に遭遇していないような・・・ためしに検索してみたら、最後にあった台風は2004年6月22日らしい。Santiの「おれ、子供欲しいよ」ネタが書いてあり、自分の日記なのだが、ちょっと笑ってしまった。Santi・・・まだ日本人の子供欲しいんだろうか?たぶん、日本人と離れてしばらくたってるから、もう忘れてるだろうな。

台風が来ると、不謹慎なのはわかっているがどうも興奮してしまう。きっとおいらの「野生」な部分が、salvajeなところがムクムクと沸きだしてくるのだろう。大学生自体のころから、それに気づきはじめたのだが、そういうときはだいたい酒を呑む。で、今も呑んでいる。家では呑まないのに・・・。Vinoはたまたま見つかったのだが、見つからなくてもなんか呑んでいたに違いない。

かけているBGMも、しっとりとした曲ではなく、ロック。スペインロックO'Funk'illoだ。大音量だ。

Eres un cabron hijo puta〜♪

この曲は、朝の出石積みで聴いてもよい。

07062002.jpg

youtubeの動画
Agujeritos de acero

Nos vamos pal kely

台風のお供に。

たぶん、日本ではCDは買えない。けど、Amazonならあるいは。スペインなら絶対。

久しぶりに石積みの話。

なんかいろいろわかってきた。会話なくてもなんとかなるもんだ。

どうも、ローマとコンスタンティノープルは身内石積み場ではあるのだが、あまり仲はよろしくないようだ。仲が悪いというと語弊があるか・・・なんというんだろう・・・ライバルとかってのも違う・・・憎しとも違う・・・日本語でこういうのってなんていうんだろう。わからないや。

おいらは立場上、両方の石を積む。だから、両方に顔を出す。というか、うちはそういう人はたくさんいる。お互い出向・・・といっても、隣の部屋という感じなのだが・・・しているし、うちのような石を積んでいる部署は一つしかないので、両方が担当だ。ただ常に「うちとあちらさんは違う」という感じの台詞を聞く。実際「あちらさん」という表現をする。一応、お互いを立てているような感じではあるが、匂いが違う。

おいらはもともと面接の時にはローマの方に雇われることになっていたのだが、PCに詳しい人が全くいないローマではもしかして石積みがやりづらいと気を利かせてもらい、結局コンスタンティノープルに配属された。だけど、もともとおいらを必要としていたのはローマの方で、入ったばかりはコンスタンティノープルにいながら、ローマの石を積んでいた。

なんか隠語ばかりでよくわからなくなってきた。まぁ、いいや。

ローマにいったらローマにいったで「あちらさん」。コンスタンティノープルにいればいたで「あちらさん」。うぬ〜。

今はローマの方の石積みが落ち着き、それがなぜかえらいうけたため、じゃ〜うちも・・・とコンスタンティノープルのほうでも同じような石積みがはじまった。それがあったから2ヶ月終わっても続いていわけなのだが・・・ローマとコンスタンティノープルは似たような石を積んでいる部分もあるため、どうしてもGoogleやYahooでの検索ワードが似てくる。そうすると

ロ「あ〜〜コンスタンティノープルに抜かれた!」

とかなって

コ「もともとはうちの方が先に(その石積みを)やってたからね〜」

とかなり、冗談半分で

ロ「ヨモツシコメさんがあちらさんでやってるからだ!」

となり、おいらがびびって

お「え、でも・・・おいらコンスタンティノープル配属ですから・・・でも、同じようにがんばってますよ」

っていいわけすると

ロ「もともとはうちに来る予定だったのにね〜」

となって、

お「いや〜おいらは日雇い石積み職人ですから・・・別にどちらでも・・・」

と開き直ることになる。

作った書類のヘッダとフッタにコンスタンティノープルの名前があっても、冗談半分らしいがつっこまれる。

慣れてないおいらは、もう右往左往するしかない。

なんなんだ、この板挟み。おれにとっちゃ同じなんだけど・・・「頼むから、変なシガラミにおいらを巻き込まないでくれ」といいたくなる。

ただ、ローマは会話がたっぷりあるということで、多少魅力的ではある。ローマのハニャ子さんが昨日の座談会の時に

「どうして、そちらの部署は全然みんな話さないんですか?なんか居づらくて帰りたくなっちゃいましたよ〜」

といってきた。

「まぁ、石積み的に会話ができる部署でもないですからね〜」

と返しておいたが、おいらもホントにそう思う。

どうも、うちの部署はセキュリティーにうるさいから(今はその理由がよくわかるが)場所によっては嫌われているっぽい。おいらは全く関係ないけど。


「部署」で思い出した。

おいらは「部署」なるものがあるような石積み場に入ったのは初めてなので、それが普通かどうかしらないが、身内石積み場同士とかではなく、同じ石積み場内でも「部署」間の対立・・・というほど大げさでもないが・・・・がある。

なんか同じ石積み場内なのに、話すときの雰囲気が違うのだ。その場合は「あちらさん」ではなく「あ〜、そうね〜"あそこ"はね〜しょうがないよね〜」とか「あそこには頼みづらいよね〜」とか言う。マネージャー間での対立でもあるんだろうか?派閥というか・・・。

う〜ん・・・お・と・な・って!!!

めんどくせぇ。


あと、以前、友達が話していたことで、一つ納得したことがある。

友「石積み場って、なに決めるのにも会議だよね〜」
友「ね〜!!でも、何も決まらないこと多いよね。時間だけ無駄にかかって」

そんな会話には、昔のおいらは完全に蚊帳の外になっていたのだが、いまなら参加できる。「ね〜〜〜!!」と。後ろにハートマークをつけれるくらいだ。

「鉛筆をちょっと動かす」だけでも会議だ。

話をきいてて面白い。

ただ、うちの人は石積みはできる気がする。だたの直感だが・・・無駄が多い男よりも、竹すっぱり!な女の人の方が多いのも関係しているだろう。男は男で少数精鋭という感じで、彼らもできる感じがする。しつこいようだが、直感だが。

だから、ミーティングがダラダラ続くことはない。1時間と決めたら1時間で終わる。ただ、『鉛筆』はそうだ。スペインみたいに「どんぶり勘定」ではない。まぁ、そういいきるのも語弊があるが。

残業をさせないのもそういうことなのだろう。おいらが定時に帰るのは普通だが、うちはローマもコンスタンティノープルもきっかり定時に帰る。帰らないといけない。ある程度上の立場になると、またはクライアントによりけり・・・という営業とかと関係があるとそうもいかないが、帰りのエレベーターはたくさんの正石積み職人といっぱいになる。

そういえば、その帰り時間の話でも

コ「あ〜あちらさんは、早く帰れるからね〜」

と、ちょっと揶揄を込めて言っていたな〜。

おいらからしたら、コンスタンティノープルの人もさくっと帰ってる気がする。おいらが帰宅準備にもたついて定時を5分くらい過ぎると、フロアにはほとんど人がいなくなってたりする。


あ、そうだ。今日はちょっと嬉しいことがあった。フォント(字体)を買ってくれることになったのだ。

MPゴシックあたりの5フォントだけでのデザイン生活が続いていたが、そろそろフォントを利用してパーツなんかも作れるようになる。MPゴシックとかが悪いとはいわないが、それ使ってパーツ作るんだったら、そのままテキストで作るわ・・・って感じだ。

フォントはおいらが選んでいいらしい。さすがに新ゴとかリュウミンとか頼めないけど、ヨドバシあたりでうってるパック10000円くらいのヤツで使えそうなのを見つけて、買ってもらおう。

で、もう少ししたら、Dream Weaverとかも買ってもらいたいな〜。あとPhotshopCSとか。5.5だときついし、秀丸(エディタ)だけで作るのも、かなり慣れたけど・・・なんか切なくなってくるし。オーサリングソフト一つもないから、しかたない。ついでにいってしまえば、プログラム関係の本とかも仕入れて欲しいな〜。家から自分のを持って行くのも面倒だし・・・重いし・・・。

最近、いろいろ考えたところ・・・おそらくこの石積み場は2年か3年くらいが限度っぽい(そこまで雇われていたらの話だが)。他に石が増えたらそうともいえないが、今のままだったら2年で発狂すると思われる。そんな気がしてならない。

石積み自体も環境もそれほど悪くないが、次の石積み場で「作品は?」といわれても、何も出せるものがない。プログラムの方が強くなれそうだから、そちらで売り込むしかないだろう。ただ、デザイン会社は無理でも、いまの石積み場みたいに自分たちのところでサイトを作る感じだったら、意外といけそうな気もする。

・・・どうしよう・・・もう一つ「好きなもの」について書こうと思ってたけど、今日はもういいや。

今は、明日誰と呑もうかということで頭がいっぱいだ。問題はポブレなので「おごって〜」といったら「よ〜し!おごっちゃる!」って人でないとダメ。あと10日間を5千円で過ごさないといかん。もしかして、銀行にまだ少し残ってるかもしれんから、明日見てみよう。じゃないと、電車賃だけで終わる。

たぶん、明日はおとなしく帰ることになるだろうな・・・。