輪ゴム戦争

普通に日記書いたが、あまりに冗長でひどい日記なので、箇条書きにしてしまう。

・法事で母の実家がある元住吉へ。
・今年で35回忌。
・つまり、おいらはそのおばあちゃんにはあったことがない。
・母親いわく、とても剛毅な人だったらしい。
・おじいちゃんのほうは、物心ついたときには寝たきりに近い状態であった。
・遊びにいくといつも布団の横においてあった駄菓子のプラスチックの箱から駄菓子をくれた。
・今考えると、あの駄菓子ボックスはどこから入手していたのだろう・・・。
・元気なころのおじいちゃんは一升瓶を話さない呑んだ暮れだった。
。だもんで、おいらががっつり酒を呑むたびに「あんたはおじいちゃん似なのね〜」といわれる。
・歴史好きなところは、そのあったこともないおばあちゃん似らしい。
・「隔世遺伝」って根拠がないというが、なんかあるような気もする。

・目的は法事に参加すること。
・でも、実際のところは「顔出し」。
・記憶の糸を手繰ると、確実にスペインに行ってからは一度も行っていない。
・つまり、この時点で5年は顔をみせていないことになる。
・さらに記憶を手繰ると、渡西の前にも数年は行っていない。
・ってことは、少なくとも7年くらいは挨拶をしていない。
・こりゃいかん・・・と法事に行くことにした。

・母親側の親族は、おそらく親族の数は誰も把握していない。
・会うたびに「家系図」を作ろうという話はでるのだが、実際に作りはじめたという話はきいたことがない。
・おじいちゃんんも、おばあちゃんも明治生まれの人。
・両家とも農民。
豪農とまではいえないが、そこそこの規模の農家で、小金持ちの部類らしい。
・その二人の子供は全部で13人。
・一番上はかなり若いときになくなっている。
・なので、実際は12人って感じ。
・さらに、いつのことかはしらないが、一番上の長女も亡くなっている。
・ってことで、現在は11人兄弟。
・男が3人で、女が8人という女系家族
・おいらの母親はその末っ子。
・だから、母親は一緒に過ごした兄弟のほうが少ない。
・「兄弟」というよりは「親戚」という感じらしい。
・名前は知っている。
・上から何番目の兄弟かもしっている。
・どこに住んでいるとかくらいも知っている。
・でも、今は何をしてるかはしらない。
・子供(つまりおいらのいとこ)は何人かもしらない。
・法事に集まっても「懐かしむ」ということはない。
・ただ「血のつながった老人がいっぱいいる」という認識。
・だから、よく話すのは兄弟は数限られている。

・そんなわけで、おいらは子供の頃しばしば混乱した。
・おいらのいとこが母親より上。
・いとこの子供が母親と同い年。
・そんなの当たり前。
・一つ下の女の子を「いとこ」と思っていた。
・そしたら、その子のお母さんがいとこだった。
・そんなことがよくあったので、穿った見方をするようになる。
・あれは母親の兄弟だ!
・普通におばあちゃんの弟。
・普通に兄弟のだんなさん。
・もう誰が誰だかわからない。
・そして、今現在に至る。

・今回の法事は、だいぶ人数が減っていた。
・旦那さんがなくなって未亡人になっていた。
・いとこの大部分・・・というか、おいらと拓也を除いて全員・・・が結婚。
・でもって、子供もいたりする。
・そうして徐々に出席数が減ってきたようだ。
・なので、参加者の中ではおいらが圧倒的な若さであった。
・彼女たちからしたら30歳なんてまだまだひよっこらしい。
・おいらより下は、2歳、10歳、12歳にまでいってしまう。
・あとは全員「ドリフ笑い」。

・おいらのいとこは全部で100人近くいるらしい。
・でもそんなにいるとは思えない。
・多く見積もって70人くらいだと思う。
・おいらがよく遊んだのは、おいらと弟を除いて12人くらい。
・母親から数えて4人くらいまでの兄弟の子供。
・一番近いいとこが2つ上。
・その次は4つ。
・その上が7つ
・といった感じで続く・
・一番年が離れているいとことは遊んだというよりは、遊んでもらったといったほうが近い。
・その辺になると、おいらよりも母親と一緒に遊んだという話の方が多い。

・日記に戻る。

・法事のほうは特に何事もなく終わった。
・焼香した。
・木魚をぽくぽくたたいた。
・お坊さんの話をきいた。
・お墓参りしてた。
・1時間半ほどで終了。

・その後、料亭っぽいところで食事。

・いとこはほとんどこないときいていた。
・だから、適当なところで切り上げるつもりだった。
・一番上の女性は大正生まれ。
・そんなグループの会話には全く参加できず。
・「あたしゃどこどこが痛い」
・「あたしゃこここが悪い」
・痛いところの自慢大会。
・なぜ悪いところを自慢するんだ?
・「でも、まだ生きちょるばい!」という意思表明か?
・そうはいいつつ、とても90とは思えないほどの元気さではある。
・ちなみに、自慢退会は女の人のみ。男はそういう話しはせん。

・帰ろうと思っていたのだが、おもちゃを発見。
・キーコ(そこそこ年のちかいいとこ)の子供。
・1歳8ヶ月の女の子。

・ってことで、いつものように遊び倒す。
・最初は、手を出しただけで「う〜〜う〜〜う〜〜〜」と呻られる。
・根気よく煮干による餌付けをし、成功す。
・30分ほどでう〜う〜いわれなくなった。
・あとは楽勝。
・「それ頂戴」で彼女の手ずからお菓子をくれるようにまでなる。

・やはり赤子は面白い存在である。
・見ているだけでここまで飽きがこない存在というのはすごい。
・煮物は嫌いらしい。
・でも、茶碗蒸しを高速でむさぼり食べていた。
・ニボシをのどに詰まらせ吐き出そうとする顔。
・何が見えるか知らないが突然指をさして、どたどた走り始める。
・言葉はまだ話せないが、こちらが言っていることは理解する。
・そして、それを行動に移そうとする。
・なんか生命の神秘を感じる。
・面白すぎる。

・餌付けは、ニボシから柿ピーへと移行。
・どうも塩辛いものが好きらしい。
・おせんべは何種類もあったのだが、好き嫌いが見事にわかれた。
・食べたことはないと思われるのに、明らかにうまいそうなほうをほしがった。
・あくまでおいら主観だが。
・味の好みがおいらと似ているのかもしれない・・・・。

・傍らにあったチョロQを走らせてみて。
・大喜び。
・くれてやった。
・おいらのチョロQじゃないけど。
・まぁいいだろう。

・いつもなら昼寝の時間。
・でも人いっぱい。
・興奮して眠れない。
・でも寝ないと夜が大変。
・強制的に帰す。
・おもちゃがなくなった。
・帰ろうかと思った。
・でも、入れ替わりに今度は小学校5年生と6年生の姉弟につかまった。
nintendoDSの通信機能を使ったマリオ対戦だ。
・相手は小学校5年生の男の子。
・バリバリの現役だ。
・「おじさんに負けるつもりはないけどね!」とかいわれる。
・ちょこざいな!
・「ファミコン世代の維持をみせてやる!」
・かなり本気でやったった。
・でも、全敗した。
・しかも、圧敗。
・一回くらい勝ちたかった。
・勝って「素人にまけてやんの〜!まけてやんの〜!」といいたかった。
・小憎たらしい顔で、大人げなく。
・無念。

・ちょっと落ち着いて大人の席に混じって話をに参加。
・5分後。
・さっきの5年生の男の子と6年生の女の子が近寄ってきた。
・輪ゴムでっぽうでおいらをねらい打ち。
・小癪な!
・負けじと輪ゴムでっぽうを向ける。
・逃げていく二人。
・それを追いかける。
・そして打ちまくる。
・まんまと計略にかかったことに気づく。
・しばし呆然。
・時すでに遅し
・その後2時間近く輪ゴム戦争。
・ちゃんとルールまで作られた。
・3回当たったら駄目。
・子供は常に全力疾走だ。
・でも、おいらもまけちゃ〜いない。
・輪ゴムでっぽうだろうが、相手が子供だろうが、遊ぶときは本気で遊ぶ。
・子供は所詮子供。
・かわいらいく、指を拳銃にみたてた輪ゴム鉄砲を打ってくる。
・そんなのあたっても痛くもかゆくもない。
・大人はそこまでかわいくない。
・「本気で遊ぶ大人の恐ろしさを見せてやる!!!」
・つめの先に輪ゴムをかけ、引っ張れるだけひっぱって打つ「スナイパー」。
・同じ形で3つのゴムを引っ掛けた「バズーカー」
・別々の爪に輪ゴムを引っ掛け三方向に飛ばす「散弾銃」
・勝手に命名した技で応戦。
・本気で怖がり逃げ惑う子供たち。
・当然、容赦なく打つすえるおいら。
・「これが大人の恐ろしさだ〜〜!!
・「おまえらも、ビックリマンチョコを箱買いする大人の恐怖を味わえ〜〜〜!」
・おいらは子供のころ、目の前でビックリマンチョコを箱買いしていく大人が憎かった。
・こちとらマックス5個が限界だったのに。
・勢いで、その辺にあったぬいぐるみを手榴弾として投る。
チョロQをスパイに見立て走らせる。
・子供たちにツボにはまり、えらく受ける。
・火に油を注ぐ結果に。
・おかげで戦争はかなり長引いた。
・一戦終わるたびに「お別れグッパー」
・「じゃ〜、「お別れグッパ〜」ね!グッパ〜!」
・相手(さっきまでの敵)に聞こえないように、小声でいう。
・何ともかわいらしい。
・おいらのころは「グッパー」だった。
・「お別れ」はついていない。
・出すときは「グッパージャス」。
・「ジャス」ってなんなんだろう?

・6時ごろ解散

・往復の渋滞で左足がプルプルプルプル。
・プラスして戦争疲れ。
・家に帰ったとたん爆睡。
・10時ごろもっさりと起きる。
・なかなか先へ進まないツインピークスを鑑賞。
・明け方の5時ごろ再び寝る。


追記
・元住吉から近いところに住んでいるあらぽんと遊ぼうと思った
・うまいこと時間が合わず断念。
・世の中には「きなこご飯」というものが存在するらしい。
・砂糖をまぶしている甘いきなこ。
・おやつじゃなくって、食事のときふりかけのようにしてかけるんだとさ。
・想像してみる。
・「ごはんよ〜降りてきなさ〜い!」
・「今日のご飯なに〜〜!!??」
・「きなこご飯よ〜〜」
・素直に喜べない・・・。
・でも、おいしいらしい。