売り切れ

agotado/da(形):疲れ果てる、売り切れる、絶版

もう、辞書ひく気力もない。だから、知ってる単語で逃げる。

「疲れた」とはいいたくないからあまり使いたくなかったが、呑みすぎた次の日とかには使ってた。普通に疲れてるとcansado。agotadoは自動販売機とかでよく見かける。スペインの自動販売機はマニュアルなので、日本みたいに電光で「agotado」とかでるわけじゃなくって(でるものも勿論沢山ある)、誰かがその辺の紙とかちぎって「agotado」と書いて、セロハンテープで貼り付ける。その場合は辞書的には「売り切れ」なのだが、「故障中」という風にとったほうがいい。agotadoは体力的に疲れ果てている場合だが、これに何らかの「悲しみ」要素が付与されるとdeprimido/daになる。打ちひしがれている感じだ。Manoloは良くこの単語を使った。「masaquitoよ・・・今日クラスで○○子がdeprimidaだったけど、なんかあったのか?」とか。おいらも数年に一回くらいはdeprimidoになる。たぶん。

ってことで、売り切れなり。この日記も、気力を振り絞って書いている。もう、滋賀で燃え尽きた。暴れ過ぎた。えらい楽しかったのだが・・・。

燃え尽きるで思い出した・・・かつてFiestaの後、Manoloに「今回のFiestaは燃え尽きたよ」的な意味でme queme'(quemarse)と使ったら、「どっか火傷したのか?」と言われたことがある。quemarをそういう意味で使わないこともないらしいが、普通はまず使わないとのこと。me queme'は冷静に考えても火傷するだ。いうなら、me quemo'だ。Fiestaがおいらを燃やしたわけだから・・・。

こういう日本語からの直訳で、しばしばスペイン人を困惑させることはある。特においらは、超日本的な比喩表現を無理矢理スペイン語にして話すことが多いので、おそらく人の倍はあるだろう。言ってる自分も「通じるかな〜」と試しにやっているし、言った途端に相手の顔が「???」になるので、すぐにわかる。その後、説明すると
「あ〜〜あ〜〜なるほどね・・・でもスペインではそういう言い方はしないよ」とだいたい新しい単語を教えてくれる。

とにもかくもagotadoなのだが、運が良いことに今週末は3連休。絶対に家でまったりしてやる。で、ほとぼり覚めたら、次は大阪に行く。なんとなく。

そういえば、数ヶ月前に事後申請していたマイルが追加された。これで無事九州にもいけることになった。それにしても、日本から出国するときの申請はしっかり追加されるのに、向こうから帰国するときの申請はなぜか毎回きちんと追加されない。

前々回はアリタリアで、イタリア人のGuapaな姉ちゃんに「あ〜それなら、あそこの窓口よ!」と指さされ、なんらかの書類に記入し、しっかり申請したにもかかわらず追加されていなかった。その後、ネットで調べ事後申請しようと思ったら、チケットの半券がどこにいったかわからなくなってしまい、ドブに捨てた形になってしまった。

今回はKLMだったが、案の定追加されていなかった。毎月メールが届くので、いちいち調べることもなくわかるのだ。「またか〜〜!憤怒〜〜!」と一応、怒りをあらわにしてみたが、今回は前回の教訓を生かし、しっかり半券やら、必要な書類(?)はとっておいたので無事申請できた。

本当は九州にも車でいきたいのだが、やはり片道2万はでかすぎる。ETC割引使うとしても、いったい何時に出発して、何時間運転すれば到着するのか、またそれによる疲労と、観光への支障を考えると、やはり飛行機がいいという結論に達した。

12月末にならないと有給が発生しないので、行くのは来年になるっぽいが、スペイン旅行の前哨戦としてはもってこいだろう。高千穂、高千穂。国東、国東。佐世保佐世保

帰り際、サイクロプス君と一緒になり、途中まで帰ってきたのだが、そのとき少々ショッキングなことを聞く。

なにやら、おいらはあちらの部署(先日引っ越したため、オフィスが別になった)では、「謎の人」というイメージになっているらしい。先日、名前も知らない人から、名指しで話しかけられ右往左往した。おいらは相手の名前を知らない。知らないというか覚えてない。なんかうちの石積み場、やめていく人がいるわけでもないのに、次から次へと新人(日雇いも正石積み職人も含めて)が入ってくる。今日も3人も入ってきた。しかも、全員女性。男いれろっつ〜の。

ってことで、どんどん入ってくるので覚えていられない。ただでさえ、まわりと接点がゼロの石積みだというのに・・・。

で、その「謎の人」と話したとか話さないとかいう話で盛り上がっていたらしく、サイクロプス君が教えてくれた。

話をした結果「謎の人」だったら嬉しいけど、話す前から「謎の人」とかいわれるのはとても心外である。「誰が謎じゃ〜!ぼけ〜!話もしないで勝手に決めるな〜」としばいてやりたい。おいらは昔から遠巻きに話をされるのが嫌いだ。言うなら直接いってこい!と思ってしまう。

まぁ、いいけどさ。このまま「謎の人」で石積んで、「謎の人」のまんまやめて言ってやる。しばらくやめるつもりはないけどな。

スペイン語で謎はmisterio。だから、謎の人はpersona misteriosaとかになるんだろうか?なんか一語でありそうな気がするけど、明日調べよう。

まだ10時前だけど、もう寝る。