しなを作る

今日のスペイン語は「しなを作る」にしようと思って和西辞典を調べたら・・・coquetearという単語がでてきた。

知ってる単語だ・・・しかも、かつて流行った単語であった。

日記に書いたので調べてみたらやっぱりあった。

2004年7月31日の日記

二代目トモキート画のおいらの顔・・・久しぶりにみたわ。懐かしすぎる。

それにしても、「しなを作る」がcoquetearとは・・・うむ〜そうなのか・・・。

coquetearを西和辞典で調べると・・・

【coquetear】(動)(自)
1.(〜がお互いに)いちゃつく、ふざける(〜と:con)
2.(女性が)こびを売る(見せる)
3.恋をもてあそぶ
4.(一般に)もてあそぶ(〜をcon)、手を出す(〜に:con)

つまり、「しなを作る」=こびを売る行為ということになってしまうということなのか?スペインでは。

って、スペインでしな作る人みたことないんだけど。

前々からずっと気になっていたのだが、しなを作る女性と、しなを作らない女性というのはどこが分岐点なのだろう?生き抜く知恵として身につくものなのだろうか?それとも、ある日突然「あ、あたししな作る!」と思い定めて作るものなのだろうか?はたまた、先天的なものなのだろうか?

出石積み場の途中でも、しなを作って歩く人とそうじゃない人がいる。どちらかというと大柄な人はしなは作らず、細すぎるくらいの人がしなを作る。えくぼの有無のように、細いと勝手にしなができてしまうのかと思いきや、細くてもしなができない、または作らない人もいる。

「女性らしさ」=しなを作る・・・みたいな線から考えたけど、スペイン語の辞書で調べた感じだとそうとも思えなくなってきた。

IKKO(だっけか?)とかおすぎとかピーコとか、男が女になる場合はたいていしなを作る。そのしなで「あ〜なるほど・・・そういうことか・・・」とわかるくらいだ。だから、女性らしさ=しなを作るともいえなくもない気がするが、ベタと言えばベタだ。

って、推論もできてないうちから書くと大変だわ。うん。どこに行くのだこの日記。

身近な例で考えてみたが、おいらの周りでしなを作るのはお嬢しかいない。あとは、どちらかというと「しななんか作るか、ぼけ〜!」というタイプが多い。お嬢にしても、あれは「しな」というよりも、タコがクネクネしているようにも見えるし・・・。

結局のところ、「しな」ってなんなんだ?なんのためにあるんだ?実際、しなで男に媚びを売ることができるのか?ひっかかるタイプがいるのか?

バビロニアの地下街を歩きながら、ふとそんなことを考えた。正直、あの歩き方やしぐさ・・・ちょっとうざい。

あ、でも滝川クリステルのしなは好きだ。大好きだ。

あ・・・おいらもしやひっかかってるのか?そうやん。

うぬ〜。

石積み。

水面下で行われていたと思われた、ローマとコンスタンティノープルの内乱が、イエローサブマリンのごとく、浮上した。

誰とも接点がないのに、中間管理職のようなストレスがたまる。ちょっと洒落にならなくなってきた。あまりに続くようだったら、本当にどちらかの石積みだけにして欲しいと言ってしまいそうだ。

今日はローマで定例のミーティングをしたが、その際、ローマの将軍が、初めてコンスタンティノープルを「敵」といった。確かに聞いた。「敵は何をやろうとしてるんだ?」と。enemigoだ、enemigo。

そして、その場の勢いで、コンスタンティノープルの将軍・・・つまり、おいらの上司に電話をかけ、穏やかな口調で、要求を並び立てていた。

それこそ、しなを作りながらの電話ではあったが、要求の内容としては「こちらがもともと許可を得て雇った。状況的にそちらに渡したが、権利はこっちにある。だから、(おいらの)石積み時間の半分はせめてよこせ。」というもの。

「まぁ、ヨモツシコメ君がいわれても困るわよね〜」とかいいながら、ローマの将軍の目は笑っていなかった。すぐ側に、おじゃる丸とハニャ子がおいらの同盟国のような、永世中立国のような曖昧なポジションで侍っており、一応助けてはくれたが、もう、おいらとしてはなんといっていいものやら・・・。

ローマの将軍は、今回は話が通しやすいおいらの上司(コンスタンティノープルの将軍)に電話をしたが、戦う相手はコンスタンティノープルの大将軍・・・つまり社長なので、上司は何も言えない。決められない。だから、結局、水面をざわつかせて、さらにはおいらにムーチョ エストレスを感じさせるだけ感じさせて、宙ぶらりんのまま、また水面下に潜っていった。

今日の一時間のミーティングは始めから終わりまで、ず〜っとそんな感じで、まったくミーティングの様相を呈していなかった。

日頃から口数が多すぎて、自分の首を絞めているおいらだが、しばらくローマの石は積ませないというコンスタンティノープルからの指令書があったにもかかわらず、「あそこをこ〜したほうがいい、そこはあ〜したほうがいい」などと、火に油を注ぐようなことをしてしまったのもあり、多少後悔している。

ということで、今日からおいらはロボットになる。石積みロボット。Yo,Robotだ。

もう余計なことは言わない。口も開かん。椅子に座って、届けられた指令書だけの石を積む。自分からメールで提案とかもしない。電話が来てもはぐらかす。感情は押し殺す。会話が無くて寂しいとかも思わん。

そう心に決めた。

「有給100%消化できる石積み場をそう簡単にやめてなるものか!」をスローガンに粘ってやる。

一度でいいから、石積み場やめないでスペイン行くというのをやってみたいから・・・。


終わろうと思ったけど、いま気づいた。

スペイン語固執しすぎだ。そもそも、日本でも「しなを作る」=媚びを売るという意味なんだろう。だから、あの動きを「しなを作る」という表現を使った時点で、おいらがそう見てるということなのだろう。ただ、あの動きを、他にどう日本語でいっていいのかわからない。「くねくねする」とか言えばいいのか?って、呼び方なんかどうでもいい。あの動きが、いったいいつ頃から、どういう発想で産まれるものなのか、おいらは知りたい。予想では25才前後から芽生えると思うのだが・・・今日日では、小学生とかもしなを作りそうで怖い。あ〜本当に怖い。

追記
テレビでやっていたNG大賞みたいな番組で、「歌姫」というドラマが紹介されていて、それにはあの風吹ジュンがでていた。彼女の話す方言があまりにかわいかったので、調べたら、舞台は土佐であった・・・。語尾が「ちゅ〜」とか、途中に「ちょ」みたいなのが入る。う〜ん・・・いい響きだ。恍惚としてしまう。ただ、これをいうと、どこぞのハワイアンが雄叫びを上げそうだ。「なにをいまさらっ!」と。