逢いたい時にあなたはいない

書いてて「なんか、聞き覚えがあるな〜」と思ったら、15年以上前にそういうドラマがあったのね。見た記憶はないが・・・。

inercia(名)1.不活発、ものぐさ、愚鈍 2.慣性、惰性、惰力
apatía(名)1.無気力、無頓着 2.無感動、無関心、冷淡
indolencia(名)1.怠惰、無精 2.無感動、無表情

「無気力」で調べたら、この辺りが出てきた。一番良く聞いたり、使ったりしたのがinercia。真ん中は・・・教科書ででてきた模様。線ひいてなかったら「初めてみた」ってなってた。最後は聞いたこともみたこともなし。

根拠は全くないのだが、inerciaがもっとも口語的に使われる単語かと。なぜなら、良くおうちでダラダラしてるとManoloからよく「Que inercia!」(このウシ野郎!)と言われたから。あと映画なんかでもこの単語は良く出てくる・・・気がする。さらに気のせいかもしれないけど、inerciaっていう名前のアニメのキャラクターもいたようないないような・・・。Tシャツかなんかに「不精者」とか書いてあるやつをスペイン語に訳したらinerciaだろう。でもって、曲のタイトルとかになっちゃうのもinercia。たぶんね。

もうおいら、完全に勢いで書いてるや。まぁ、いい。

日記だ。日記。

昨日一日、「中津城が欲しい!中津城が欲しい!」と叫びのたうち回っていたら、神田うのの結婚式の話がでて、その費用が6億というではないか・・・。中津城2つ買える。2つ。

もう少しで、日本出稼ぎ石積み生活も二年(実質1年ちょっとなのだが)が経とうとしているのだが・・・

こ、これがよく巷で叫んでる格差社会ってやつなのか〜〜!!

とりあえず何もかもをほっぽりだして、スペインにひきこもり、鴨長明方丈記よろしく、隠棲文学ならぬ隠棲日記としてこの日記を書き始め、9割がた隠遁したような感じだったおいらが、まさかこの手の通俗的なワードを実感することになろうとはおもわなんだよ。それを感じる原因となるのが「中津城」ってのも、まぁ乙だけだ。

再び世俗にまみれてしまった感じだが、それでもいいから、3億円欲しい。どっかに落ちてないかねぇ〜。

どうでもいいが、スペインでの生活は、桃源郷での生活みたいなもんだから世俗にまみれてないの。

で、なんだっけ・・・。あ〜無気力の話か・・・。

なんか無気力が暴走中。あまり静かではない無気力。なんていうか、ストレスたまる無気力。押さえつけてる無気力。常に背後になにかいる感じの、ムカツク無気力。心をざわめかせる無気力。そうなると、今日書いたどれでもない気がしてきた・・・。

普通にmala lecheとかmal humorでいい気がしてきた。
(両方とも「不機嫌」の意味。mal(a)(悪い) leche(牛乳)humor(機嫌)。mala lecheはかなりの頻度で使う。映画でも頻出単語。)

先日の内乱があって以来、本当に・・・もう見事なほど石ころ帽子をかぶったかの如く、気配を消して石積みしてる。どうなるのか決まるまで、おいらからは何もアプローチしないことに決めたから。自分から率先して石を探すこともしない。降りてきた指令書だけをただただこなす。でも、それだけだと石が全然足らず退屈だから、「自学自石積み」と称して、使えそうなプログラム書いている。初日からそうだったが、ホント、何で人が必要なのか不明なくらい石がない。最初は「無駄金」払わすのもなんだから・・・と殊勝な心持ちでいたが、今は「そっちがそれでいいなら別にいいや」状態。よく見ると、おいら以外の2人(くしゃみが色っぽい女性と安倍首相)もたま〜にぼ〜っとしてたり、自学してるっぽいことが判明。くしゃみちゃんは契約で、安倍首相はバイト。たしか。

別に仲が悪くなったわけでも、特定の人間にむかついているわけでもない。決めるもん決めてくれないし、二国でだ〜だ〜やってるから面倒臭いだけ。

あ、そういえば、席替えの結果、目の前にくしゃみちゃんが、その向こうには窓があるという環境になったのだが、天気が良い日はバビロニアの街が見下ろせるため、思っていた以上に快適だ。考え事するときはついついぼ〜っと外を眺めてしまう。風景手前の方には巨大な時計があるため、時計を持っていないおいらは大助かりだし・・・。たまに突然背後をとられるので、たまに「びくっ!」とすることはある。別に石積みさぼってるわけではないのでやましいことはなにもしていないが、ついついビクビクしてしまう。

石積みに無気力になったからか、ここ最近・・・まぁ、「今日のスペイン単語」を初めてからなのだが、帰宅すると、ほとんど辞書にかじりついている感じだ。もともと辞書とか辞典とか用語集とかは大好きなのだが、スペイン語の辞書にかじりつくのは、ひきこもり当初、マリアッピの作文の宿題(A4の紙に表裏にかかなくてはいけない作文)を泣きながら徹夜で書き上げた時以来かもしれない。この作文・・・今でも十分つらいと思われるが、当時はまだスペインに到着して1ヶ月くらいだったため、本気でへこたれた。2週間マリアッピとは授業が一緒だったが、毎日作文の宿題を出すため、その週は見事なほど家から出られなかった。Mi Kyungあたりは、その作文の宿題で本当に涙を流したというから驚きだ(笑)。人としてはメリハリあってかなり好きではあったが、ホントあの作文攻撃には・・・・しかも、タイトルが「好みの女性とその人との生活」とか「これまでした旅の中でもっともドキドキした体験」とか・・・会社の面接か!!!

スペイン語レベルが「バルを梯子できるレベル」になったあたりから、机に向かって、椅子に座っての勉強はおざなりになり、Bodegaのカウンターで立ち勉強になった。そのあたりからは辞書を持ち歩くことも少なくなってしまい、さらにはマリアッピとは別れ、Manoloとの長い授業生活がはじまった。Manoloは授業中に辞書は引かせない。もしおいらがわからなかったら、わかる生徒がスペイン語でおいらに説明するのだ。相手にとってもスペイン語での説明の勉強になるし、おいらも聞き取る勉強になる。説明する方も語学学校に来ているくらいだから、平易な単語を使わざるを得なかったり、説明する単語を知らなかったりなどして、ほとんど説明というよりは「連想ゲーム」の様相なのだが、それでも授業は楽しかった。Manoloが辞書を引くのを許すのは、説明がどうにもこうにも難しい単語の場合。心理学用語だったり、なんかしらの専門用語だったりしたときは「辞書ひいていいよ」となった。

ってことで、辞書とは徐々に疎遠になっていってしまったのだが・・・今こうして改めて辞書を引き始めると、聞きたいことが次から次へと出てくる。今日の単語みたいに「どれが良く使われる単語(表現)なのか」とか「じゃ〜逆にこういうときはなんていうんだ」とか「本当にこの意味で皆使っているのか」(辞書の5番目くらいの意味で良く使っていたときとか)とか、そもそも辞書で調べてもわからないときとか・・・・。

逢いたい時にあなたはいない・・・。

う〜ん、真理だね〜。

追記
攘夷決行は今月の15日ということに決定した。気合い入れていく。