のんべんだらり

Ocio(名):1.暇、暇な時間、余暇 2.レジャー、娯楽、気晴らし 3.無為、怠惰
osiosidad(名):怠惰、無為
ocioso/sa(形):1.(estar〜)仕事をしていない、用のない、遊んでいる、休んでいる、暇な 2.(ser〜)無駄な、くだらない、意味のない、根拠のない
pasar los dias ociosamente、llevar una vida ociosa:のんべんだらり

いや〜ダメもとで調べたのに「のんべんだらり」が辞書にあるとはおもわなんだよ。まだに、スペインひきこもり時代のおいらにぴったりの単語群なのだが、一度も聞いたことがない(または聞き逃していたか?)ので、すでに使われなくなった表現なのか?おじいちゃんとかおばあちゃんが使うのか?今度、スペイン人に「スペインでなにしてたの?勉強?」と聞かれたら、こう答えることにしよう。今までは「呑んでた」と答えていたが・・・。

直感だが、このociosa・・・派生というか由来は「oso」(熊)なんじゃないだろうか。辞書に書いてないので確証はないが、俄然そんな気がする。

ってことで、のんべんだらりと過ごす。

1ヶ月前くらいから5ページだけ残して止まっている本のようになっているドラクエ8でカジノに興じる。のんべんだらりらしい選択。さっさと終わらせてすっきりしたいドラクエとは逆に、北方水滸伝は今週中に読み終わってしまうため、すごい切ない気分におそわれている。とりあえず、次の長編小説を見つけるまでの中継ぎとして、寅さんから勧められた高橋克彦「火怨」を上下巻で買ってきておいた。蝦夷が舞台らしい。かなり楽しみだ。康雄も絶賛してたし。

当然0枚からはじまったカジノだが、大人げない方法を駆使し1万枚まで増やすと、その後も大人げない賭け方方で・・・本物だったら絶対そうかけないような賭け方・・・で30万枚まで増やす。

カジノといえば、数年前、あらぽんと長尾の3人で約3週間かけてアメリカ横断(車。正確には横断はしていないが・・・)をしたときラスベガスにも寄り、ものすごいヒッピーな格好でカジノをやった。

BINGOやらスロットやらいろいろあったが、おいらがはまったのはブラックジャック。1時間もしないうちに5000円が8万円になる。かわいいアジア系の女性のテーブルで、調子よく20ドル単位でかけた。今になって背中に冷たいものを感じるが、そのときは、あのチープな作りのチップのせいで、それが500円相当にあたるなんてことは思えなくなってしまうのだ。

1、2時間で作ったはした金だし・・・とかけまくっていたら、しばらくしてディーラーがいぶし銀のおっちゃんに変わった。その途端、見事に勝てなくなり、あれよあれよと数万は飛び、結局5000円か1万円マイナスまでなってしまった。

貧乏旅行だったので、さすがにそれ以上はやばいと理性を働かせ、楽しい想い出とともにラスベガスを後にした。

当時の日記を今読んでみたら、かなり興奮状態で綴っている。

日付は9月14日(火)となっているが、西暦が書いてない・・・たぶん、23歳の時だった気がするから9年前の今くらいという感じか。

場所はルクソールというピラミッド型のカジノ。そうだそうだ。思い出してきた。

日記の頭と終わりだけ書いておく。

「負けた〜〜〜〜くやし〜〜〜〜!!ちくしょ〜〜〜〜!ラスベガスに金を掃除機で吸われた気分だ」

「さっきまで、5ドルなどをポンポン湯水のように使っていたにもかかわらずスーパーで1.99ドルの水を『高い・・・』と渋っている自分に気づく。自分でも自分の価値観がわからなくなる」

おまけ
あらぽんの格言「こってり味の多いアメリカにおいて、カップヌードルのそっけないさっぱりとした味は我々日本人にとってほっとさせられるものである」→悲しいセリフだ

今も昔も表現力がかわっていないじゃないか・・・。嘆かわしい。

今も昔も貧乏じゃないか・・・不憫だ・・・。