ひきこもりサミット 2008

ブラァァァァァァァァァ!!

ってことで、Mi cumplean~os。

誕生日といっても、別に普通の一日。せっかくだから、昼飯になんか旨いものでも喰おうかと思ったけど、ぱっと思いつくのが「蕎麦」か「サブウェイ」。習慣って怖いわ〜。

悩んでる時間も、新たに探す時間ももったいないので、結局サブウェイで、最近気に入ってる「アボカドベーコン」(正式名称は違った気がする)を食した。

ここ最近、改訂依頼の関係で、ラケーさんとの関わりが増えたのだが、今日もラケーさんの石をこなす。常日頃、ラケーさんはテンパってるので、イマイチ要領を得ない。何度かあちらの部署にいかなくてはいけない羽目になったが、普段、昼飯とトイレ以外動くことのない石積みなため、少し楽しかったりもする。

石積み後、一服してから、バベル地下の文具屋へ。

先週末、昼飯の帰りにチェブを見つけたのだ。そのときは時間がなかったから、確認だけで、すぐに石積み場に戻ったが、このまま帰宅するのも侘びしいので、その文具屋に立ち寄ってみることを思いついたのだ。

したら・・・あるわあるわ・・・チェブグッズが大量に!!!

前回発見したときは、

「あ〜チェブが流行った時(2000年くらいの話らしい)に沢山買ったけど、在庫があまって大売り出しでもやってるんだろうな〜。安売りしてたら大量に買ってやる!」

と、その文具屋を少々バカにしていたのだ。いつもなんかしらのワゴンセールやってるから。キティーちゃんとか。

しかし・・・在庫処分にしては、妙に品揃えがいい・・・メモ帳も何種類もあるし、クリアケースもなかなかお洒落だ。何を包むかわからないが、小さいラッピング袋(?)みたいのもあるし、なんとチェブだけではなく、ゲーナさんの人形まである。よくみたら、グッズがおいてある机に引いてあるテーブルクロス(?)みたいなのまでチェブの柄であった。

「ほ・・・欲しい・・・全部欲しいぞ・・・」

とりあえず、これはすごい掘り出し物だ・・・と、チェブ好きの先輩である三代目トモキート(大阪)にメールをする。滅多に撮らない携帯写真まで撮ってやった。

最初は見つけたチェブ人形(スポンジ人形と違って、ちょっとリアルで侘び寂び有り)だけ、今日の心の友に買おうと思っていたのだが、目移りし始める。ちなみにチェブ人形は1050円。買えない値段ではない。

が、ゲーナさん人形も欲しい。おいらの敬愛するゲーナさん。あの哀愁ただよう唄は、ロシア出身のワニ、ゲーナさんにしか歌えないはず。あの電車の屋根でのシーンは、ジ〜ンとしてしまって、しばらく身動きとれなかったくらいだ。そんな侘び寂びあるワニのゲーナさんの人形は、少々ちゃちい。首から数珠タイプの鎖(ゲーセンのアイテムによくついてそうなやつ)が出ている。車かなんかに飾るのだろうか・・・。

一応値段チェックをしてみると950円。リアルなチェブと100円しか違わないのに・・・結構高い。ゲーナさんは保留にして、他のグッズを見る。

素敵なチェブボールペンを発見。ただのボールペンも頭にチェブを冠するとなんと素敵な響きなことか・・・。キャラグッズにおいてボールペンなんぞは定番中の定番だが、よく見ると、なんと四色ボールペン!!!

買いだ。買い。

旅行の時に、四色ボールペンは何かと重宝するのだ。絵はがき書くときに「Por Avion」や「Japon」は赤なのだ。

ボールペンを買ったらならメモも欲しいな・・・傍らにあったメモを手にとってみる。メモ帳も定番中の定番だろう。が、こちらもなんとくっつくタイプ(ポストイットみたいに)のメモなのだ。もしや、それも定番なのかもしれないが、丸いタイプで何かと便利そうなので、そいつも購入してやることにした。

この時点で、手にはチェブの人形、チェブ四色ボールペン、ポストイットタイプチェブメモ帳。う〜ん。気分は「じょし」ってやつだな。

ふとグッズを包んでいる箱をみると、エライかわいらしいチェブの切手が印刷されているでわないか・・・切手収集の趣味はないが、みごとなほどのチェブっぷりなため、断然欲しくなるが、それはみつからなかった。もしかしたら、ロシアの郵便局にいったら売ってるのだろうか・・・。

いくつも種類があるメモ帳を手にとってパラパラめくっていると、奥の方から不思議なアイテムを発見した。

「MAIL BLOCK」と書いてる。ただ、箱は盛り上がってるだけで商品らしい商品が見えない。「なんだこりゃ・・・」としっかりみてみると、あの携帯メールのぞき見帽子フィルターが中に入っていた。

見られて困るメールは打つことはないが、チェブはこっそり覗き見られたいので、すぐさま購入。もう品薄だったところをみると、一番人気がある商品なのかもしれない。

お次は、クリアケースを手に取る。最初に目についた一番手前にあったやつは、アニメデザインだったので「へぇ〜」程度だったのだが、一枚一枚みていくと、デザインが違う。やはり在庫処分とは思えない。

「いったい、いまのおいらの生活で、いつどこで使うんだ?」と思いながらも、天燈鬼のクリアケースも買ったことだし、映画版のリアルチェブ(リアルといっても所詮ぬいぐるみなのだが)やリアルゲーナさんが印刷されているタイプを購入することにする。

すでに途中から「自分への誕生日プレゼント」という扱いになってるので、予算が大幅にアップ。でも、貧乏だから、旅の時、日記やメモをするのに便利そうなメモ帳は断念した。あとゲーナさんも・・・。

結局・・・

チェブ人形(1050円)
チェブクリアケース(504円)
チェブボールペン(210円)
チェブポストイット(472円)
チェブメールブロック(945円)

しめて、3181円のチェブグッズ購入することにした。自分への誕生日プレゼントが3000円って・・・この吝嗇っぷりが、なんか情けなくもあり、誇らしくもある。

手からあふれんばかりのチェブグッズをもってレジにいくと、女の子の店員が「にこっ」というか「にやっ」と微笑んだ・・・嘲笑した気がした。気のせいかもしれない。が、こんなむさいおっさんが、いい年してチェブかよ!的なところが自分にもなくはない。三代目トモキートが「チェブ〜〜〜!」と言ってるのとはわけが違う。

いや、本来なら、おいらは、そういうのを恥ずかしがるタイプではないのだが・・・いかんせんここはバベル内。モードとしては日本人の石積み職人になっているのだ。でもって、未だに完全には板についていないスーツを着て、日々うろつくことが多いの場所だ。

まぁ、わかりやすくいえば、地元の良く行く本屋で「エロ本」を買うことになってしまった男子中学生並の「のるかそるか」である。

お「これ・・・お願いします・・・」
娘「はい」
お「・・・・」
娘「ぴっ・・・ぴっ・・・ぴっ・・・・あ、これいくらですか?」
(レジを打ちつつ隣のおばさんに値段を聞く娘)
お「・・・・す、すいません・・・なんか袋・・・え〜っとプレゼント用の袋とかってありますか?」
娘「はい、ございますよ!」

決して嘘はついてない・・・ついてないぞ。なぜなら、これらは「おいらへの」誕生日プレゼントだから。自分が自分に対するプレゼントにラッピングしたっていいじゃないか。ええじゃないか。

お「じゃ、お願いします・・・」
娘「えっと・・・」
お「はい」
娘「この人形なんですけど・・・このタグにお値段が書いてしまってるんですけど・・・どうしましょうか?」
お「あ〜いいです。いいです。そのままで!」(だって自分のだもん)
娘「でも、マジックで塗りつぶす・・・」
お「あ〜いいです。大丈夫です。」
娘「このタグのチェブラーシカ写ってますしね」

言われてみれば、タグにもかわいらしいリアルチェブが印刷されている。彼女は、それにハサミをいれてしまうことをためらったのだ。

男ってのは単純なことで、相手に好意をもつ生き物だ。

この娘・・・チェブを知っているばかりではなく、チェブにハサミをいれないという侘び寂びまで持ち合わせているのか・・・。

一人唸っていると、またなにやら尋ねられる。

娘「おリボンの色は・・・・ピンク・・・」
お「青!」(間髪いれず)
娘「はい・・・」

5201円払って、2020円のおつりをもらい、そそくさと退散。

絶対娘っこは気づいていた。あれは気づいた動きだ。このチェブたちは、他の誰かへのプレゼントではなく、おいらのだということに・・・・絶対に・・・。

まぁ、いい・・・。気づかれたんだったら、また来週にでも堂々とメモ帳でも買いに行こう。小分けに買えば、安いと錯覚するはずだから・・・。


家に帰ってきて着替えると、すぐさま居間にいって、おいらの貴重なVinoを3本、カウンターに並べる。

「どれにしよう・・・今日の気分はどれだ?」

一つは、いきつけのBarのduen~o(アルゼンチン人)が、帰国時にプレゼントしてくれたRibera del dueroのVino。1996年やつだ。

一つはタカシ君がくれた帰国の時にくれたBierzoのVino。あちこちで良いVinoができたという2001年のやつ。

最後は、Bodega Pascualの番頭Manoloが、これまた帰国の時にくれたRiojaのMuga2001年。お値段は当時で13eurosくらい(買ったとき一緒にいたから知ってる)。

悩みに悩む。ご飯食べ終えても悩む。

で、結局Mugaに決定。

それぞれ、かなり思い出深いVinoだが、Mugaだったら日本でもすぐ買えるはずだし、スペインに行けばすぐ手に入る。番頭Manoloがくれたということでは、他の二つ同様大切なVinoなのだが、やはり他の二つはもっと「ここだ!」って時にあけたい。アルゼンチンBarのduenoがくれたVinoはたぶん店で買えば5、6eurosで買えそうなVinoなのだが、なんか付加価値が高い。

というわけで、現在Mugaを呑みながら日記を書いている。

BGMはもちろんスペインの曲。普段は普通のコップで呑むが、今日はVinoグラスを使って呑んでいる。

スペインの味。

でも、正直なところ、思ってたよりも薄かった。おいらはもっとこう「樽臭」くて、濃い方が好み。でも、番頭Manoloが「これはとりあえず呑んだことないなら、一度は呑んでおいた方がいいVinoだぞ」といって理由もよくわかる。

あ〜、気分がいい。

気分がいいといえば、先ほど、とても運命的な事件が起こった。偶然ではなく、必然だ。絶対に。

今日買ってきた品々は、「在庫処分」と勝手に決めつけていたのだが、ワゴンに貼り付けられていたメモをみたところ・・・

2008年の夏にチェブの映画全4話を劇場公開する

とのことであった。

なるほど・・・品揃えが良いはずだわ・・・と一人納得。

すぐさま情報を集めようとサイトを探したところ、見つけたのがこれ。

な、なんと・・・ゲーナさんが「誕生日の唄」を唄ってくれた。

いや〜相変わらず哀愁漂う唄い方だよ、ゲーナさん。

でも、誕生日は一年に一回で十分でございます。

ジブリの森は結構近いので、今年の夏は大画面の大音量で、チェブの「ブラァァァァァァ!」と、このゲーナさんの唄が聞けるわけだ。

楽しみなり。


Mugaの呑み相手は連れて帰ってきたばかりのチェブにしようと思ったのだが、誕生日にそれじゃ〜、まるでおいらが友達がいなくて寂しいヤツみたいに思われるのもしゃくなので、チマチマ集めたこよなく愛する奴らを一斉に総動員することにする。

題して「ひきこもりサミット 2008」


サミットっぽく、円卓タイプに座らせたのがまずかったようで、イマイチ無駄なスペースが多く良くとれていない。やはり集合写真タイプにすればよかったか。

まぁ、いい。

写真、左から行く。

アプサラスカンボジア代表:2000年)
OJANCANU(スペイン・アストゥリア代表:2005年?)
ハンガリーの謎の夫婦(?)(ハンガリー・ブタペスト代表:2007年)
カメハメハ大王(ハワイ代表:2006年)
迦楼羅王(カルラ)(インド代表(日本に帰化して漢字名):2007年)
天燈鬼(奈良代表(興福寺):2007年)
Gallo(ボトルの上のニワトリ)(ポルトガル代表:2005年?)
ムンクノルウェー代表:1995年?)
コロポックルアイヌ代表:2002年?)
クルテクチェコ代表:2007年)
さるぼぼ(岐阜代表:2002年?)
チェブ(ロシア代表:今日)
ミニラ(ゾルゲル島代表:1995年?)
目玉のオヤジ(墓場代表:2007年)
イベリコ豚のぶ〜ちゃん(スペイン代表:2007年)

欠席者
お猿のナターシャ(イスラエル代表:2006年?)
Papon(スペイン・アストゥリア代表:2005年?)
スナフキンフィンランド代表:1997年)


アルバム引っ張りだして、いつ行ったのか探しだしているうちに、ちょっとむなしくなってきた・・・。

やめやめ。

サミットの模様

ひきももりサミット 2008



誕生日プレゼント