01日目:Barcelona(バルセロナ一日目)

なんかKLM使ってスペイン行ったときよりも1.5倍くらい疲れた気がする。たぶん、BA(ブリティッシュ)ってスペインいくのに向いていないかと・・・。

基本は10年前(二度目くらいにスペインに行ったとき)とほとんど変わっていない。フランスを旅する予定だったのだが、どうしてもダリ美術館のあるフィゲラスにいきたくて、バルセロナ入りすることにしたのだが、その時BAを使ったのだ。そのあとも
なんかの時にもう一回使ったのだが、いつだったのかもう覚えてない。

とにかくヒースローが使いづらい。改装されてとても綺麗になっているのだが、もうRPGのダンジョンを歩かされているような気分になる。バルセロナ行きの飛行機がでるGATE74が遠いのなんのって・・・。その前に、飛行機降りてから、モノレールみたいので移動し、そのあとバスにのってどこかに連行(というほどでもないのだが)され、そこで降りてからもまた長い。

昨今の嫌煙ムードの関係もあって、喫煙所がないのもつらい。あのせせこましく隔離された喫煙ルームさえもないのだ。おそらく、ヒースロー自体喫煙できる場所がないのだろう。かなり細かく調べたわけではないので、確かな情報ではないのだが、煙の臭いをさせている人がいないので、たぶんあっていると思う。

1日くらいなら喫煙しないでも耐えれるので、まぁ、それはいいのだが・・・ユーロは使えないし(正確には使えるのだが、使いづらい)、免税店等のおみやげ物やはぱっとしないし・・・・とても綺麗なのだが、なんというか・・・作ったはいいが、客がやってこないショッピングモールみたいな感じだ。

BAはKLMよりも機内食の回数が多いのだが、味はKLMよりも落ちる。でも、量が多い。機内の空調も、これまた10年前と変わらず寒い!!!もしかしたら、なんらかの事情(結構北に航路をとっているからとか関係あったり?単純すぎか?)があるのかもしれないが、危うく10年前の二の舞になるところだった。

映画がいまいちよいのがやっておらず、しかたなしにスパイダーマン3をみたのだが・・・もう支離滅裂で最悪な映画。1は結構おもしろかったし、2もそれなりにみれたのだが・・・3のひどさはちょっとびっくり。

あ〜スペイン全然関係ないやん。話を一気にスペインにもっていこう。

まずついて早々、大きく深呼吸して、肺胞からすべての日本とロンドンの空気をはき出し、スペインの空気に入れ替える。細かく聞かれると困るのだが、スペインの空気の臭いは、とてもスペインなのだ。日本の空気が醤油とかいわれるが、あれは笑い話でもなんでもなく、実際、そう思うはずだ。友達に貸した服を洗濯されて返されたときの「あ〜○○(友達)の臭いだ〜〜!」な状況とても似ている。

空港をでてまずは一服。かなりくらくら。このまま欠陥が収縮して脳卒中になってしまうんじゃないかと思うくらい。やっぱりタバコっていかんけど、やめられないんだよね。

くらくらしながらも、カタルーニャ広場行きのバスに乗り込む。Aerobusかとかなんとかっていう名前の青いバスで、空港でればすぐに見つかる。カタルーニャ広場までは4eurosちょいくらい。停留所の側にチケットの自販があるのだが、あれは罠なので無視した方がよい。状況によるのかもしれないが、使えないことが多い。バスの中で帰るので、そっちのほうが全然楽なので、堂々と乗り込むべし!

15分〜20分くらいでカタルーニャ広場に到着。途中で、その一つ前の「大学広場」(Plz de Universitat)で降りたほうが全然近いことに気づいたのだが、重いトランクをあわてて引きづりだすのが面倒だったので、あきらめてカタルーニャ広場までいくことにした。

カタルーニャ広場から、予約しておいた宿、Hostal Barcelona City Centerまではトランクさえなければたいした距離ではないのだが、荷物があると結構遠い。いや、遠いじゃないな・・・大変だ。というのも、スペインのCalle(通り)はトランクにやさしくないのだ。モザイクみたいに石が敷き詰められた通りではないが、縦横に溝があるため、もうガタガタガタガタ・・・。あれで前回おいらのトランクはタイヤがご臨終したのだ。前回の教訓をいかし、できるだけトランクに負担がかからないように宿へ向かう。

宿は、昨日か一昨日の日記に書いた通り、スペインによくある、ビィィィィ!ガチャ!な扉な宿であった。普通のピソ(アパートの一室?)を宿泊用に綺麗に改装したようなHostalで、門構えと比べて、また年代もののエレベータから考えると、とても綺麗なHostalといえる。

が、想像していたような、レセプションがあるような宿ではなく(そういうところにはほとんど泊まったことがないので、ちょっと興奮していた)、バックパッカーが使うような作りになっていた。

共同の居間、自動販売機、冷蔵庫、たくさんのカップ、アイロン、インターネット・・・などなど。いうなれば、かつてのおいらの御用達の宿"Vitoria"をかなり綺麗にしたようなHostalであった。

対応してくれたJuan(フアン)は、とても綺麗でわかりやすいスペイン語を話し、とても愛嬌のあるタイプの男。彼は英語も話すようで、最初はうちらに対して英語を話してきたが、こちらが「英語ははなせないの・・・スペイン語にして」といったら、即座に「マサキート!」と呼ばれた(笑)

部屋はとても清潔なのだが、ちょいと狭い。これが一人部屋だったら文句なしだが、二人で使うとなると、トランクをあけるスペースがない。con ducha(シャワー付き。浴槽はない)、con ban~o(トイレ付き)だが、duchaの方は畳半畳くらいのスペースなので、大柄な人にはかなりきつい。ちょいデブなおいらだと、シャワーを浴びるならなんら問題ないが、体をゴシゴシ洗おうとしたら、壁とかにがんがんぶつかりそうな感じ。

とはいえ、水回りに難があることの多いスペイン(さすがに昔とちがって、いまはそういうHostalも減ってきているが、田舎のHostalは、未だにお湯をためて使っているところもあるので注意が必要)においては、かなり快適なシャワーであった。じゃんけんして、早い者勝ちでduchaを浴びて、途中で水に変わったら、そのあとの人は次の日の朝・・・みたいなゲームは楽しむことはできないけどね。

あとは、テレビあり、エアコンあり、ドライヤーありって感じ。自販の飲み物は安いのでとても助かる。さっきもcerveza(ビール)を買ってきたが、0.85eurosととても安い。でも、なぜかハイネケンなんだよね。スペインビールがよかった。Mahouが呑みたかった!!!!

宿に到着したのは8時半くらい。その後、JuanからHostalの使い方等の説明を30分ほどきいたあと、部屋でぼ〜っと荷物をあける。ネット環境の方は、HPにWI-FIと書いてあったが、各部屋で使えるというわけではなく、共同の居間にWI-FIを使ったPCがあるということらしい。なので、いまはその辺に飛んでるやつを勝手に拝借して、この日記を書いている。だもんで、今はいいが、明日以降はどうなるかは不明。

22時頃、シャンプーを買いに外にでるが、店はほとんど閉店してしまっており、結局シャンプーは買えなかった。ちなみに、シャンプーは、スペイン語でチャンプー。なんかかわいいのだ。

機内でブロイラーのように出されたものをひたすら食べたのだが、なぜか小腹が減っていた。肩慣らしに適当なBarに入る。お店は、La TRAMOIAという、ちょっとおしゃれな感じの、観光客用のBar。本当は、大好きなオヤジBarにはいりたかったのだが、2年ぶりということで、ちょっと日和ってしまったのだ。情けない話だが・・・スペインのBarでの注文は、右脳を使うような作業なのだ。一度覚えたらそうは忘れないのだが・・・久しぶりの場合は軽く肩慣らしをしたほうがよかったりする。じゃないと、負けた気分になるのだ。不思議と。そうだな〜、以前はかなり運転していたが、わけあって2年くらい運転しなくなった軽いペーパードライバーが、久しぶりに運転する状態だと思ってくれればよい。

オヤジBarでは、まず「なんでこの店に中国人がはいってくるんだ?」という感じの好奇な視線を全身に浴びることから慣れなくてはいけないのだ。明日はもちろんチャレンジするさ。すでにHostalのそばに一見みつけたからね。

ついでだから、La TRAMOIAの料金をメモしておく。

カニャ(コップで出されるビール。銘柄はサン・ミゲルで、330ml):2.15euros
コカコーラ ライト:2euros
パタタス・ブラバス(ポテトフライにマヨネーズ+α。量は多い):3.75euros
チュピロネス(小イカのフライ。結構量が多い。):7.75euros
パン コン トマテ(パンにトマトの中身をこすりつけたもの。バルセロナのTIPICO):1.15euros
コルタド(デミタスサイズの濃いカフェ):1.15euros

という感じ。バルセロナにおいて観光客がいるようなところはこれくらいが普通か、場合によってはもっと高いが、普通はもう少しだけ安い。コルタドは0.8euros〜1eurosくらいカニャも330mlなら、1.5〜1.8eurosくらい。まぁ、おいらが知ってるのは、最近で2年前の物価なのだが。

明日はなっちゃんとアントニオと夜に落ち合う予定。ほかにもジェイソンやシルビアとも会う予定があるのだが、こっちはまだ決まってない。

明日起きれるかな〜。なんか、宿のミスなのか、ツイン頼んだのに、ダブルベッドだし・・・しかも、ベッド占領されてるし・・・。真ん中で寝るなよ・・・。

テレビでスペイン語耳の訓練しながら、もう一本ハイネケン呑んで、おいらも寝るとしよう。

ぬっ・・・ハンドソープで髪洗ったから、パサパサだ。

追記
明日からはもう少し頭の中でまとめてから書くことにする。書きたいことかけてないし、支離滅裂だ・・・。うぐむ。

部屋の様子

スペインはなぜかこの部屋のように一面だけ違う色にするのが好き。おいらの昔の部屋も、一面だけ緑にしていたし・・・

パタタス・ブラバスとカニャ

スペインの「とりあえず!」がこの2つかな。

パン コン トマテ

バルセロナといったらこれ!テーブル代みたいな感じで頼まなくても出てくる店も多い。シンプルなくせして、これがうまいんだ!日本で同じことやっても、まったく味が違うの注意。パンの味も違うし、トマトも違う。ちなみに、ここのは・・・正直いまいちだった。

年代物のエレベータ

今でも古い建物ではよく見かけるが、昔はほとんどこれだった。途中で扉あけようとすると、エレベータが止まるのよ。ここは入り口と出口が異なる場合も多い。ちょっとしたアトラクション。