02日目:Barcelona(バルセロナ二日目)
はわわ・・・呑んだくれた結果、昨夜は日記が書けず。最後のゲイバーで呑んだ、バランタインがまずかったようだ。大人しくVinoだけにしておけばよかった。
さて、どこから書くってもんかね〜。
タイトルがバルセロナ二日目になっているが、実質的には今日が初日といえるだろう。なんか昨日はいまいちぼ〜っとしたまま過ぎていったし。
朝起きたのは10時くらい。グエル公園以外、特に観光したいものがあるわけでもないので、今回のBarcelonaは基本まったりのつもり。
まずは朝飯。近所のCafe40というBarに入り、Croissant(クロワッサン)とCafe con leche(カフェ・コン・レーチェ)のDesayuno(朝食)を注文。1.95euros。おいらの中の相場よりはほんの少し高めだ。場所によっては1.2euros〜1.5eurosくらいのBarもあるはずなのだが、まぁ、これまた2年前の物価情報なので、今は普通なのかもしれない。この2つにZumo(ジュース)を付けたものがスペインの基本的朝食。Croissantではなく、Napolitana de chocolate(ナポリターナ・デ・チョコラテ:中にチョコの入った甘い菓子パン)を頼む人とかも多い。
この朝食だけで、一気に幸せな気分に包まれる。やっぱり、スペインにいるおいらがもっとも輝やいていると思う。喜ぶべきか、悲しむべきかはわからないけど。
約1ヶ月間、スペインに滞在するので、携帯を購入することにする。公衆電話でもいいのだが、友達にすぐに連絡できるし、逆に、捕まえてもらえたりするし、宿探しのときとかにも重宝する。
2年前のときは、たかし君に預かってもらった携帯を使ったが、さすがにあれから2年たってしまったので、Tarjetaが切れてしまっているはず(半年に一度電話をかけてもらえればTarjetaは切れないのだが(今はどうだか不明))。
Plz de Universitatから伸びている、Rda.Sant Antoniあたりには携帯屋(movistar、vodafone、orange(旧amena))や中古屋さんが軒を並べているので、そこへとりあえず向かう。
いろいろな店に入って値段調査をした結果、movistarのPackのものを購入。19.95euros。これに20euros分のRecargaをし、合計で39.95euros。これで一ヶ月は持つだろう。
本当はNOKIAのやつで、かなり気に入ったデザインのものがあったのだが・・・どうせすぐ使えなくなるんだから・・・と自分に言い聞かせ、我慢した。
ちなみに、短期旅行や短期留学生の場合、携帯はTarjetaとかかれたものを購入したほうが良い。Tarjetaとは、Prepago(プリペイド)タイプのことで、最初にお金を入れておいて、それがなくなったらまた補充して使う。長期だったらContrato(契約タイプ)になるのだが、かなりの長期ということでないなら、いろいろ手続きが面倒なので、どちらにしろTarjetaの方がよいと思う。
昔はもっとわかりやすかったのだが、今は店に行くと、ContratoやTarjeta(PACKとかも同じ)のほかにも、Libre(カタランだとLliure)だとかなんたらとか、ごちゃごちゃあるので注意が必要。わからなかったら、指さしながら「prepago?」とか「Tarjeta?」とか聞けば、店の人が教えてくれる。
って、普通の旅行だったら携帯なんぞかわんか・・・。
どうでもいいが、今回携帯を買ったMovistarのお店の子・・・むちゃくちゃGuapaであった。ちょっとCoraに似ていた。こんな子が石積み場にいたら、毎日石積み場に行くのがすげ〜楽しいんだろうな〜としみじみ思う。
うちらからすると、店員同士でもいろいろ会話をしているし、なんとものびのび仕事をしていて、とても楽しそうに見えるのだが、これでもスペイン人はストレスがたまるっていうんだから(まぁ、仕事だからそりゃたまるだろうが)、日本でなんて絶対に働けないだろうな。
携帯を無事ゲットしたあと、今度はチャンプーを買いにランブラスのCarrefour expressに向かう。
スペインのスーパーは、とにかく楽しい。楽しすぎて、小一時間は軽く散歩できてしまうくらいだ。その中でも、Vino売り場が最強である。日本の酒屋なんて目じゃないほどVinoがところ狭しと陳列されている。当然、目は爛々。血湧き肉躍る。身悶える。鮮魚コーナーや肉、Queso売り場なんかも、心が躍る。
バルセロナにいるわけだから、CatalunyaのVinoを買うべきだったのだが、Mercadonaの宝剣「ALBALI」(Reserva 2003)をみつけてしまい、気づいたらカートンいいれていた。
ほかには、Cuajada(Oveja)、Queso(Curado、Oveja)Papas(Ruffles york'eso)なんかも購入。LaysのQueso味を探したのだが、見つからなかった。そういえば、何年か前にたかし君が無くなってしまったとかなんとかいってたような気がする。
一応、購入したもののうちわけをメモっておく。
(レートは1euros=118円)
Cuajada:0.99euros(羊乳のヨーグルト。Pais Vascoのやつ)
パンテーン:3.65euros(チャンプー)
パンテーン:3.65euros(コンディショナー)
Manzana:0.66euros(リンゴ2つ)
Queso:2.75euros(羊のチーズ。スライスされたやつで200g)
Papas:1.19euros(ハムとチーズ味のポテトチップス)
Chocolate:0.59euros(どこそのチョコ。興味なし)
Agua:0.49euros(Font Vella。水)
cola zero:0.79euros(コカコーラ ZERO)
ALBALI:3.30euros(Mercadonaの宝剣。ワイン。)
といった感じ。
買い物したあと、Carrefourのすぐそばで、なんともうまそうな感じのMenu del diaを8.25eurosで食べさせるRestauranteを発見。メニューはとてもベタなものが多く、まちがってもPaellaとかがあるような店ではない。窓ガラス越しに中をのぞいてみると、観光客ではなく、地元の人間・・・しかも、何故か老人が多い。これはもしや期待できるのでは?と、早速中に入ってみる。
老夫婦がやっているお店で、店内は清潔で明るいのだが、なぜか、老夫婦は元気がない。というか、ちょっと暗い。そつなく注文をとりにきてくれるし、サービスも問題ないのだが、ニコリともしないので、何故かこちらが申し訳ない気分になる。
夜、アントニオとなっちゃんと、偶然バルセロナのサービスについての話になったのだが、バルセロナは観光客なれしているところや、カタラン語の関係もあり、サービスに関してはかなりひどいということだ。
おいらは、「まぁ、バルセロナだし、そんなもんかな・・・」と勝手に納得していたが、たしかに、「グラシアス」といっても「デナーダ」の一つも帰ってこない店が多い。昨日のBarもそうだった。
で、スペイン人のアントニオからすると、ホント腹が立つらしい。なっちゃんも大阪だからか、同様に腹が立つらしく、以前どこぞの店で二人ともあまりのサービスの悪さに(注文したものをガン!ガン!とたたきつけるように出す店だったらしい)店をでたことがあるらしい。
地方の人が東京にでてきて「人が冷たい」というのと同じ感覚なのかもしれないが、東京のお店のサービスについてはアントニオは絶賛していた(※アントニオは日本に1年以上住んでいる)。
おいらからすると、東京の店のサービスは過剰すぎて、おいらは逆に苦手なのだが・・・。マフラーとか小さい鞄とか、たいしたもの買ってないし、軽いものなので、「出口までお持ちいたします・・・」って、あれ嫌い。
とまぁ、老夫婦と若い店員さんは、なんともお通夜みたいな感じではあったが、料理は本当に美味しかった。珍しくTERCERO PLATO(3番目の皿)まであるmenuで、留学中は日々のことなのでバランスを考えて注文したものだが、旅中とあって、食べたいものを頼んだら、かなり腹一杯になってしまった。
食後、荷物が重いのでいったん宿に戻ったのだが、これが失敗だった。ベッドに横になった途端、睡魔に襲われ・・・2時間ほどのシエスタとなってしまった。
18時頃、Plz Espanya側にあるなっちゃん・アントニオ邸に向かう。散歩も兼ねて徒歩でいった。「18時半くらいにきてね〜」と言われたので、スペイン時間を適応して、19時くらいにPlz Espanyaから電話かけたら、開口一番「遅いよ〜!」といわれてしまった。なっちゃんはまだスペイン時間になっていないのか?Fiestaのときは、10時に集まってほしいときは、8時か9時あたりで伝えて丁度良いくらい。もし10時と伝えてしまったら、人が集まるのはだいたい12時になる。
なっちゃん邸で、新しい仲間を紹介してもらう。アキレス君だ。彼はスペイン人と日本人のハーフなのだが、顔は完全に外国人。ハーフといわれれば、まぁ、日本人の血が入っているとみえなくもないが、道ですれ違ったら絶対に気づかない。
びっくりすることに・・・彼はValencianoで、もうかれこれ9年もValenciaにいたらしい。つまり、おいらの留学期間にバリバリかぶっていたのだ。Valencia程度の小さい街で、一度もすれ違わなかったというのは、本当にびっくりだ。一時期、結構な数の日本人集団(といっても多くて7人程度だが)で、Bodegaやら、Barに出没していたのに。
って、今冷静に考えたら、おいらと年が10くらい違うから、おいらの留学当時のアキレス君は下手すると10代くらい。そしたら、生活形態が全然違ってもしょうがないか。Valenciaのヌシであるタカシ君も、知り合ったのが最近ということだから(なっちゃんにアキレス君を紹介したのはたかし君)、さもありなん。
なっちゃん邸でしばらく呑み喰いしたあと、Poble Sec近くのBarで2次会。このあたりは、以前、チカちゃんとシルビアと呑んだ地域だ。エロエロなホアキン・サビナと知り合ったのもそのときだ。
アキレス君は、バルセロナで就職しており、明日も仕事ということで、途中で解散。うちらは3次会で、アントニオの超おすすめの店へ行く。どんな場所?と聞いてもいっこうに教えてくれず、ただただニヤニヤしているだけ。
連れて行かれたのは、Raval地区(Plz de Universitatから少しだけ海寄りの方へ進んだ地区で、冒頭の携帯屋がたくさんあるRdo.Sant Antoniの近く)の小洒落たお店。
店に入っただけではわからないが、何故かアントニオがトイレに行くことを進めるので、小用を足しに入ってみると・・・。
あらあらあらあら・・・男と男のめくるめく世界・・・・なポスターが壁一面に。
一瞬にして、あのポルトガルの苦い想い出が走馬燈のように目の前を走り抜ける。
ポルトガルで知らずに入ったゲイバーで、とある男に気に入られ、宿のテラスでロミオとジュリエットを演じることになった、あの恐怖の一夜がよみがえってきた。
まぁ、今回はおいらとマリカルメン、なっちゃんとアントニオという組み合わせということもあったし、もうおいらもオッサンの領域に突入しているので、なんの問題もなく楽しむことができたが、多少、品定めされたような気がしないでもない。
気のせいだろうか?
朝はまずこれからですな。
PATA(足)一本持って帰れたらな〜っていつも思う。
宝くじでがあたったら、全部買い占めるのが夢。
昼間っからVino。これは基本中の基本。一口ごとに、おいらの輝きが増す。
オリーブオイル、どが〜〜〜!!
ワインビネガー、どりゃ〜〜〜〜!!!
塩、どば〜〜〜〜!!
たぶん、スペインのサラダが一番感動すると思う。
2番目の皿。Ternera(牛肉)を煮込んだもの。パンがすすむ、すすむ。
マリカルメン「なんか普通に卵きた・・・」。
想像していたのと違ったらしい。どんなの想像してたんだ?
3番目の皿。骨付きの豚。あっさりしてる。
バカラオ(タラ)を煮込んだもの。
レストランの門構え。ランブラスからすぐのところにある。
ランブラス沿いにある。かなり便利。
買い物した品々。
Movistarの携帯持ったの初めてかも。ずっとvodafoneだったから・・・。
日記ではふれなかったが・・・頭を悩ませたドライヤーのオプション。
なんか二十世紀少年を彷彿させるのだが・・・。いったいなんに使うオプションなんだろう。試しに使ってみたけど、あまり意味がない気がする。風があまりでてこないので、乾かない。
Poble Secで入ったBar。アントニオ撮影。